お客さまの製品には、機械式のメカニカルな同期機構をお使いではないでしょうか?
現在、サーボモータ、ステッピングモータ、マイコンシステムなどの電子機器が、どんどん、小型化、高性能化されております。
低コストな海外製品を含めた、他社製品との差別化を図るため、これらの電子機器を応用して、貴社製品の機械式同期機構の電子化、ソフトウェア化に取り組むときだと考えます。
機械式のメカニカルな同期機構を電子化、ソフトウェア化することにより、以下のようなメリットが生まれます。
●多機能化
●高機能化
●機械構造の簡素化
●製品システムのユニット化
●性能向上ノウハウのソフトウェア化
●製品コピーの防止
●メンテナンス性の向上
●ネットワークの活用
●パソコンを利用したビジュアルなサポートツール
機械式同期機構のソフトウェア化により、お客さまの製品にこれらのメリットを生かして、付加価値を高めましょう。
その際には、多軸同期制御ソフトウェア化に強みを持つ、多軸同期.COMがお手伝いします!
サーボモータ、ステッピングモータを使った機械の制御は、多くの場合が位置決め制御により行っています。
X軸、Y軸の2軸位置決め制御を例にすると、次のようなイメージになります。
(1)X軸、Y軸を原点(X=0mm, Y=0mm)に10mm/secの速度で移動させる。
(2)X軸、Y軸をそれぞれ独立して(X=10mm, Y=20mm)に20mm/secの速度で移動させる。
(3)X軸、Y軸を同期させて(X=20mm, Y=30mm)に5mm/secの速度で移動させる。(直線補完)
この例では、(3)の動作が2軸の同期動作となり、XYテーブルを制御すると、斜めに直線移動する動作となります。同様に2軸の同期動作でXYテーブルを円弧軌跡動作させることもできます。
しかし、このような位置決め制御で、貴社製品の機械式同期機構の動作を実現することが可能でしょうか?
機械式のメカニカルな同期機構は、主軸に同期して複数の従軸が動作する構造になっています。ギア、ディファレンシャルギア、タイミングベルト、クラッチ、カムなどのメカ機構で構成され、同時並列的に動作します。
この、同時並列的に動作する同期機構をソフトウェア化するには、上記のように、目的位置に順次移動させるような位置決め制御は適しません。
では、どのような制御が適しているのでしょう。
その答えの一つは、主軸、ギア、デファレンシャルギア、クラッチ、カムなどのメカ機構を、そのまま仮想化し、電子主軸、電子ギア、電子デファレンシャルギア、電子クラッチ、電子カム等に置き換えてソフトウェア化する多軸同期制御です。
電子カムのような多軸同期制御(モーション制御)を行うFA(ファクトリーオートメーション)用機器としては次のようなものがあります。
●サーボシステムコントローラ:(株)三菱電機製
●マシンコントローラ:(株)安川電機製
●位置決め・モーションユニット:(株)キーエンス
しかし、コスト、サイズ、製品寿命、機能、性能、製品用途などを総合的に考えると、お客さまの製品にこのようなフルスペックのモーション制御コントローラを組み込むことが最適解とは限りません。
また、このようなコントローラの持つ汎用的な多軸同期制御機能の範囲では、お客さまの製品が必要とする独自の性能を追求することが困難な場合もあります。
もし、もっとコンパクトなシステムに、お客さま独自のノウハウを積み上げながら多軸同期制御のソフトウェア化を進めていきたいとお考えの場合は、是非、多軸同期.COMにご相談ください!
モーション制御機器メーカでソフトウェア設計リーダを務め、複数の関連特許を取得した実務経験をお客さまの製品に生かします。
お客さまの目的に合わせた多軸同期制御の組み込みソフトウェアを、お客さまとともに創り上げ、製品の付加価値を高めます。